8月の大雨で氾濫した岩手県盛岡市の米内川について達増知事は避難の判断基準となる水位を定める水位周知河川への指定を進める意向を示しました。
当時は基準がなく市は避難指示を出せず県に指定を要望していました。
盛岡市の米内川は8月27日の線状降水帯による記録的大雨の影響で氾濫し流域の市内上米内地区では橋の崩落や住宅の浸水など大きな被害が出ました。
盛岡市では米内川に氾濫危険水位が定められていなかったためこの日避難指示を出せなかったとしています。
このため市は米内川を氾濫危険水位の設定が必要となる「水位周知河川」に指定するよう県に求めていました。
これを受け達増知事は6日の会見で次のように述べました。
達増知事
「水位周知河川の指定に向け調査や盛岡市など関係機関との調整を進めたい」
また達増知事は県内に上陸した台風5号も含めた豪雨による農業・水産業などの被害について必要に応じて補正予算などを組み対策を講じる考えを示しました。
更に市町村に助言する県の風水害対策支援チームのあり方を改めて検討したいとしています。
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