自民党総裁選(12日告示―27日投開票)に立候補を表明した林芳正官房長官は7日、現行の健康保険証を廃止して12月に機能をマイナンバーカードに一本化するスケジュールの見直しに言及した。「不安の声を払拭して納得の上でスムーズに移行するための必要な検討をしたい」と述べた。

都内の病院を視察後、記者団に語った。健康保険証を「マイナ保険証」に一本化する政府方針をめぐり「自分の健康情報が流出してしまうのではないかといった不安の声を聞いた」と話した。「12月に間に合うのかという心配もある」と指摘した。

創薬について「エコシステム(生態系)を改めて確立して産業を育成し、医薬品の安定供給をしなければいけない」と語った。創薬に関する行程表をつくると言明した。薬価制度の見直しにも取り組む意向を示した。

【関連記事】

  • ・林芳正氏、政策に明るい「119番」 永田町の音楽通
  • ・林官房長官「何もなければ1回限り」 定額減税巡り発言
  • ・林官房長官「エレベーターに閉じ込められた」 閣議欠席
自民党総裁選 しくみや歴史

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。