立憲民主党代表選が7日告示され、野田佳彦元首相(67)、枝野幸男前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)の4氏が立候補した。
枝野氏の所信表明は次の通り。
日本は今、大きな分岐点に立っている。アベノミクスが限界を迎え経済危機に直面。自民党の裏金事件で政治不信はかつてないほど高まっている。この危機に高みの見物を決め込むようでは日本の未来は変えられない。そう自分に檄(げき)を飛ばし(立候補を)決意した。
目指すべきビジョンとして「人間中心の経済」を掲げた。多様な個人が最大限に力を発揮できる環境を作れるかに日本の可能性はかかっている。教育、研究開発、高齢化、少子化への対応など、徹底的に人に中心を置き、人に投資する。
足元では物価高支援を打ち出す。政治腐敗を一掃する改革を最優先で進める。女性の声を正しく反映し、その力を最大限に引き出す。地方政治の改革と地方組織の基盤強化を進める。
政治不信を克服し、新たな政権の選択肢を作る。それが新代表の唯一にして最大の使命だ。【中村紬葵】
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