自民党の石破茂元幹事長は8日、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせたマイナ保険証への一本化を巡り、健康保険証の廃止期限の見直し論に賛同した。「期限が来ても納得しない人がいっぱいいれば、併用も選択肢として当然だ」と記者団に語った。先に林芳正官房長官が言及しており、石破氏も議論に参戦した形だ。
石破氏は「廃止によって不利益を被る人がいないように努めるのが政府の仕事だ」と強調。林氏も「不安の声が出ている。必要な対応を検討したい」と重ねて主張した。
一方、河野太郎デジタル相は「林氏も閣内で政策を推し進めてきた一人だ。発言の真意を確認しなければならない」とけん制した。
現行の健康保険証は廃止期限の12月2日以降、新規発行されなくなる。発行済みの保険証は猶予期間があり、最長1年間(2025年12月1日まで)は使用できる。(共同)
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