自民党総裁選挙は高市経済安全保障担当大臣が9日午後、記者会見を開いて立候補を表明します。

あわせて、戦略的な外交や人材育成で「総合的な国力」を強化して経済成長を図るとするみずからが目指す国家像などを説明するものとみられます。

立候補を予定する議員は8日も各地で演説や視察などを行いました。

▽石破元幹事長は街頭演説で「人々が笑顔を取り戻せるような安心で安全な社会をつくっていくのが私の使命だ」と訴えました。

▽加藤元官房長官は10日の立候補会見で公表する公約などについて詰めの検討を行いました。

▽小泉進次郎氏は菅前総理大臣らと街頭演説を行い「聖域なき規制改革や政治改革などに全力であたりたい」と主張しました。

▽河野デジタル大臣はスマート農業に取り組む農家を視察し「農業の自動化がスムーズにできるよう規制改革を進めたい」と述べました。

▽小林鷹之氏は農協や漁協の幹部と意見を交わし、総裁選挙の公約に農林水産業の支援策を盛り込む考えを示しました。

▽林官房長官は畜産業の現場を視察し「農林水産大臣や外務大臣を務めた経験を生かして牛肉の中国への輸出に取り組みたい」と述べました。

▽茂木幹事長は子育て中の人たちと意見を交わし「学校給食の無償化を必ず実現したい」と強調しました。

3日後の告示に向けて立候補を予定する議員の政策発信や支持拡大の動きがさらに活発になる見通しです。

一方、立候補を目指す議員は推薦人確保の働きかけを強めています。

▽上川外務大臣は「最終段階であり準備を加速させたい」と述べ、▽齋藤経済産業大臣は「苦戦しているがやり抜きたい」と述べました。

また▽野田聖子氏、▽青山繁晴氏も意欲を示しています。

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