12日に告示が迫った自民党総裁選、9日は高市早苗経済安保相が立候補を表明しました。既に立候補を表明している小泉進次郎元環境相らは週末に街頭演説などをして自らの政策をアピールしました。一方 静岡市選出の上川陽子外相は、推薦人20人集めをに向けて「最後の最後 大変厳しいが全力で取り組んでいく」と話しています。
高市経済安保相が立候補表明
高市 早苗 経済安全保障担当相：
私 高市早苗は自由民主党総裁選挙に立候補を致します。私は日本をもう一度世界のてっぺんに押し上げたい。そう考えています出来るに決まっています
自民党総裁選の告示まで3日。9日午後2時 立候補を正式表明したのは高市経済安全保障担当相です。
高市 早苗 経済安全保障担当相：
「日本列島を強く豊かに」これが今回の私の総裁選挙のスローガンでございます。日本全国47都道府県どこに住んでいても安全に過ごすことができ、必要な医療や福祉を受けることができ質の高い教育を受けることができ働く場所がある。それが私が目指す日本の姿
経済成長の必要性を訴え国力を強化していくと強調しました。
「サナエあれば、憂いなし。」とのキャッチコピーも掲げた高市早苗（さなえ）氏。初の女性総理へ。立候補を表明したのは7人となりました。
小泉元環境相らは街頭演説
候補者の間では健康保険証をめぐる考えの違いが表面化するなど火花が散っています。
林官房長官は7日 マイナンバーカードへの一本化に伴い、12月に廃止される現在の保険証について、廃止の延期を検討する考えを示しました。
これに対し、一本化を進めてきた河野デジタル相は。
河野 太郎 デジタル相：
真意をしっかり確認したい。官房長官も閣内で、その政策を推し進めてこられた一人である
しかし林長官は、改めて再検討を強調しました。
林 芳正 官房長官：
みなさんが納得した形で、スムーズにマイナ保険証への移行と、これをやっていくために、必要な検討をしていきたい
一方、先週末に出馬会見を開いた小泉元環境大臣は…
小泉 進次郎 元環境相：
今政治が変わらなかったら、今 今までの政治の進め方 政策の強度 スピードを圧倒的に変えなかったら、次の世代の子供たちに間に合わない。その危機感が今私がここに立っている大きな理由です
8日は菅 前首相とともに演説に立ちました。
菅 義偉 前首相：
小泉進次郎さんに、日本のかじ取りを託したい
石破元幹事長は、映画「男はつらいよ」の舞台を、寅さん風ジャケットで練り歩きました。
石破 茂 元幹事長：
私、小泉さんほど若くなれないし、イケメンにもなれない。みんなと一緒に泣いて、笑って行動する政治でありたい
加藤元官房長官は10日に立候補を表明する予定です。
上川外相「最後の最後 大変厳しい…」
立候補に意欲を示す上川陽子外相は、8日 地元・静岡市で自民党の県議や市議が開いた激励会に出席しました。
立候補に必要な推薦人20人の確保に向けて協力を呼びかけました。
上川 陽子 外相：
私の思いをしっかりと受けとめていただくお一人お一人と本当に向き合わせていただきながら、そして対話をまさに交わしながらここまで来させていただきました。
あと一歩であります、あと一歩であります
私自身が本当に何もないところから一人一人推薦人の方々に支持をいただきながら立候補をすることができる、このこと自体が自由民主党が変わる日本の政治が変わるこの象徴となる出来事ではないかとこんな大きな使命を持っているということもご理解を頂きたいという風に思っております
このあと三島市の会合でも…
上川 陽子 外相：
なんとか12日の立候補をすることができるスタートラインに立つことができるように、最後の最後 大変厳しいなかではありますが、最終盤の状況にあるということを考えると、今日の力を胸に全力で取り組んでいきたいとこういう思いです
自民党総裁選は9月12日に告示され27日に投開票が行われます。
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