9月7日に告示された立憲民主党の代表選挙には4人の候補が名乗りを上げました。立候補した4人は8日 自民党の総裁選をめぐる動きを批判し、政権交代への決意を示しました。静岡3区選出の小山展弘衆議院議員に、代表選の争点などを伺います。
政権交代へ向け自民党を意識
立憲民主党・泉 健太 代表:
昨日(7日)は林官房長官が、マイナ保険証統合の12月の期限を先送りする方がいいじゃないかと(発言しました。) 立憲民主党の言っていたことは、やはり正しかったということはないでしょうか
吉田 晴美 衆院議員:
今、目の前の課題は物価高じゃないでしょうか。消費税、食料品を非課税、ゼロ税率にしませんか
野田 佳彦 元首相:
国会議員の世襲を、制限しなければいけない。岸田3世から小泉4世になったって、政治は変わらないんですよ
枝野 幸男 前代表:
人を使い捨てにする経済を社会を、この30年 自民党はやってきて、結果 賃金は上がらない。この失敗を180度変えましょうよ
立憲民主党の代表選について静岡3区選出 立憲民主党・小山展弘 衆議院議員にお話を聞いていきます。立憲民主党の代表選に立候補しているのは4人です。
まず、現職の泉 健太 代表、それに枝野幸男 前代表、そして野田 佳彦 元首相と当選1期目の吉田晴美 衆議院議員の4人です。
―今回の代表選の争点は?
立憲民主党・小山 展弘 議員(静岡3区選出):(以下・小山議員)
一つは吉田議員が言っていた消費税に対する認識が争点かなと思っています。そして、外交安保の点でアメリカとの距離感をどうしていくかといことがテーマになっているのではよ、個人的には感じています。
一方で今回は泉さんの任期満了に伴う代表戦ですが、泉さんは参議院選挙で負けています。これまで選挙での敗北の責任をとって代表や幹事長は辞めて来ているが、泉さんは負けたにも関わらず辞めていない。西村幹事長は辞めましたが代表代行になっている。このあたりのケジメをどうつけるかもテーマかと
代表に頼らず自分の顔で選挙に勝つ
「裏金問題」で自民党の支持率が落ちるなか、政権交代をめざす野党第1党の顔を決める非常に重要な選挙となります。
―自民党と対峙する顔として、代表には何を求める?
小山 議員:
私個人の姿勢からすれば、大島敦という先輩議員もそうですが「誰かに頼るな」ということです。自分の顔、自分の信頼で勝ち上がっていく、そうした議員が集まって政党ができると言う考えにこの党がなれるか。
もちろん代表のイメージによってかなり変わってくるところはありますが、誰かに頼ろうとか、ヒーローを作ろうとかそうした発想は辞めた方がいい。そういうことをやっていると「若手抜擢」とかになりますが、そのことによって中堅・ベテランは活躍の場を奪われてしまう。もう少し落ち付いたガバナンスになっていくべきだと思います
―4候補の中で誰を支持する?
小山 議員:
それぞれの候補が一長一短あって決めかねています。最終日まで各候補の主張を聞いて判断したいです。今回は誰の推薦人にもなっていませんし、応援する候補が負けてもいいからどうしてもついていきたいと思う人は4人の中にいません
野党共闘に向け三者協議開催
静岡県内でも9月9日、立憲民主党と国民民主党それに連合静岡による三者協議が開かれています。
9日午前 労働者団体の連合静岡を訪れたのは立憲民主党県連の源馬謙太郎代表や国民民主党県連の田中 健 会長です。
会合は非公開で次期衆院選に向けた三者での連携・協力の強化を確認したほか、県内選挙区の両党の間での候補者調整について協議したということです。
この中で静岡7区については立憲民主党の元衆議院議員・日吉雄太さんでの一本化が確認され、次回の連合の執行委員会で推薦に向けた話し合われます。
立憲民主党・源馬 謙太郎 静岡県連代表:
少なくとも国民民主党は7区で候補者を出すことはないとなった
連合静岡・角山 雅典 会長:
候補者の名前、顔、政策をいかに組合員に伝えるか これから時間軸の中での勝負になってくる
衆院選に向けた連合静岡の推薦候補は他に静岡1区と5区が決まっておらず今後、三者間で協議を進める方針です。
野党連携に関する候補者の考えは
県内では定期的に立憲民主党と国民民主党それに連合静岡が会合を開いていますが、野党連携についての考えは代表選立候補者によって様々です。
野田さんは「穏健な保守層に支持を拡大したときに政権交代のチャンスがある」として、維新を視野に「どの野党とも対話できる環境をつくる」と説明しています。
枝野さんと泉さんは維新や共産との連携には慎重な一方で 国民民主とは前向きな姿勢を示しています。
また吉田さんは「一対一の構図をつくるため選挙協力は進めるべき」と話しています。
―野党連携についてどう考える?
小山 議員:
ほとんど変わらないと思います。しいて言えば野田さんが保守的な印象かと思いますが、野党連携は都連が一番進んでいて蓮舫さんの選挙で先頭に立っていたのは野田さんです。一方で維新の勉強会に出席したりと野田さんはウィングが広いです。でもそれについては大阪府連はカンカンに怒ってますが
―改めてどのように考えて1票を投じる?
小山 議員:
最後まで主張を聞きながらと思っていますが、現実的に吉田議員は1期生なので代表には早いと思います。また泉さんにだけは入れるつもりはありません。野田さんか枝野さんのどちらかになると思います。近くにいるといい所も悪い所も見えてきたりしますので主張を聞いて決めたい
野党第1党の立憲民主党の代表選挙は9月23日に投開票となっています。
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