自民党総裁選の12日の告示を前に、加藤勝信元官房長官が10日朝、8人目となる総裁候補に「今回の総裁選に立候補致します」と名乗りを挙げた。

加藤氏は「協創『新しい日本』」と掲げた総裁選パンフレットを公表、日本の強みを呼び覚まし、一人ひとりの想いを形に。”ニッポン総活躍”プランと銘打った。

加藤氏は、会見冒頭、総裁選のキーワードとした「協創」について、それぞれの価値観や個性を認め合い、協力し、新たな力を生み出し、課題を解決する仕組みだと説明し、断固とした姿勢で進める覚悟を表明した。

3つの柱として、①党改革公約②政権公約③加藤勝信の五つの誓いを掲げた。

「党改革公約」では、「政治とカネ」の問題へのけじめと透明性の向上として、政策活動費に上限を設け、公開するとした。

「政権公約」は国民の所得倍増を筆頭に「三つのゼロ」として給食費・こども医療費・出産費負担のゼロ実現を目指すとしている。具体的には保育し、教職員の処遇改善や、待機児童対策、学童保育の充実を主な政策課題とした。

また、人生100年を”健幸”で過ごせる社会保障改革として、医療・介護・福祉職員についても処遇を改善するほか、AIを活用した診断・診療強化から低年金者の年金水準の改善までを具体策として盛り込んだ。

3つめの「加藤勝信五つの誓い」では加藤氏の政治信条である五箇条の御誓文にある「万機公論に決すべし」という言葉からの引用としたうえで、国民の声に真摯に向き合う、多様性の尊重、一人ひとりの自由と挑戦を尊重、公平な社会の実現、世界から知識と技術を取り入れ、強い日本を築く、と力を込めた。

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