自民党総裁選挙は、10日、上川外務大臣が立候補を表明し「全国に『日本初の女性総理大臣を』という声が沸き起こるよう精いっぱい活動を展開していく」と決意を述べました。

12日の告示後の論戦を見据え立候補を予定する議員が相次いで政策を発表するなど支持拡大に向けた動きが激しくなっています。

石破元幹事長は記者会見で地方創生を「日本経済の起爆剤」と位置づけ大規模な対策を講じるとともに災害への備えのため「防災省」を創設する考えを示しました。

加藤元官房長官は記者会見で「最優先で推し進めたいことは国民の所得倍増だ。国民の豊かな生活を実現し、短期間で必ず成果を出す」と強調しました。

小泉進次郎氏は地方議員と面会し「思いが1人でも多くの方々に届くようにしたい」と支援を求めました。

河野デジタル大臣は全国知事会の提言を受け取り、首都圏の国立大学の地方移転を検討すべきだという考えを示しました。

小林鷹之氏は記者会見で地方に大胆に投資し産業の集積地を作ることや、安全性が確認された原発の再稼働や新増設に取り組むなどと強調しました。

高市経済安全保障担当大臣は、党所属議員にあいさつ回りを行い「『今度こそ勝ってやる』という気持ちで一生懸命やる」と述べました。

林官房長官は記者会見で最低賃金の引き上げなどで格差の是正を図るとともに日本の稼ぐ力を高めることなどを打ち出しました。

茂木幹事長は山形県の大雨で農業被害を受けた現場を視察し「国土の強じん化をいっそう進めなければならない」と述べました。

立候補を目指す齋藤経済産業大臣は推薦人の確保状況について「結果が出た時に話したい」と述べました。

また、青山繁晴氏も意欲を示しています。

一方、野田聖子氏は推薦人の確保が難しいとして立候補を断念する方向です。

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