自民党の上川陽子外相(71)=衆院静岡1区、7期=は11日午後、東京都内で記者会見し、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を表明した。総裁選への出馬表明は9人目で、女性では高市早苗経済安全保障担当相(63)=衆院奈良2区、9期=に続き2人目。上川氏が総裁選に挑戦するのは初めて。 上川氏は「日本初の女性総理になってほしい、たくさんお声をお寄せいただいた。日本の総理として難問から逃げず、国民の皆さまと新しい日本を築いていきたい」と述べた。法相や外相として取り組んだ実績をアピールし、「国益を守り、存在感を示し、そして国民に理解され、支持をされる国を作る」と訴えた。

自民党総裁選への立候補を表明する上川陽子外相=9月11日午後、東京都千代田区で(木戸佑撮影)

上川氏は三菱総合研究所勤務、米上院議員の政策スタッフなどを経て、2000年の衆院選で初当選。第2次安倍政権と菅義偉政権で法相を3回にわたって務め、2018年7月にはオウム真理教の元教祖・麻原彰晃元死刑囚ら13人の死刑執行を命じた。岸田政権では2023年9月から外相を務める。 上川氏が所属した旧岸田派からは、林芳正官房長官(63)=衆院山口3区、参院5期・衆院1期=も出馬を表明している。(佐藤裕介) 

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