岸田総理大臣の後継を決める自民党の総裁選挙が12日午前に告示され、過去最多となる9人が立候補を届け出ました。

高市経済安保担当大臣
「列島全体で強い日本を作っていく。これは即、経済成長にもつながって参ります。経済成長を強くなくしてどうします。国力を強くしましょうよ」

小林前経済安保担当大臣
「この総裁選に臨む私自身の姿が、自民党が本気で生まれ変わる象徴になる。この総裁選は勝ちにいきます」

林官房長官
「危機対応とそして外交、防衛、経済運営、待ったなしの仕事。経験そして実績をいかして、この仕事にあたっていける。そういうふうに自負をしております」

小泉元環境大臣
「1年で3つの改革を断行したい。その改革の先に中長期の日本が明るい展望が誰もが描けるように、誰もが生きやすい、働きやすい、そんな日本の国を社会を作っていきたい」

上川外務大臣
「日本が平和な国として、これから先にしっかりとその存在感を示していく大変重要な時期にある。今、何をすべきかということについてしっかりと訴えさせていただき」

加藤元官房長官
「国民の所得を倍増する、この強い思いをしっかりと皆さんにお伝えし、是が非でもこれを実現し、新しい日本を皆さんとともに作っていきたい」

河野デジタル大臣
「耳ざわりのいいことだけを申し上げるのではなくて、やはり厳しい政策議論をしっかりとやって、やっぱり国を任せられるのは自由民主党だ、そう思っていただけるような総裁選挙にしていきたい」

石破元幹事長
「国民を守る自由民主党、国民を守る日本政府、それを必ず私は確立致します。地方を守る日本を、石破茂は必ず作って参ります」

茂木幹事長
「目標を掲げチームを束ね結果を出す、これが私が目指す新政権の姿です。強い思いを持って、この総裁選に臨んで参ります」

 今回の総裁選は、岸田総理大臣が派閥の解消を表明してから初めてとなります。

 派閥の締め付けが緩くなった影響もあり、9人が乱立する異例の構図となりました。

 裏金問題への対応を始めとする政治改革や、物価高対策や賃上げなどの経済政策、外交・安保政策などが主な争点で、信頼回復につなげられるかが問われます。

 選挙期間は15日間で、現在の規程を導入して以降、最も長い選挙戦となります。

 27日の投開票に向け、本格的な論戦がスタートします。

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