12日告示された自民党・総裁選、政治裏金問題を受けた派閥の解散後、初めての総裁選で現職の岸田首相は退きます。今回の自民党総裁選には史上最多となる9人が出馬を表明しています。
届け出順に、高市早苗経済安全保障相、小林鷹之前経済安全保障相、林芳正官房長官、小泉進次郎元環境相、上川陽子外相、加藤勝信元官房長官、河野太郎デジタル相、石破茂元幹事長、茂木敏充幹事長の9人です。
来る衆院選をにらんだ総裁選となりますが、県民の関心はどこにあるのか、街で声を聞きました。
<街頭インタビュー>
Q.立候補者9人について―
「(立候補者が)多いにこしたことはない」
「9人出ているのは普通はありえない」
「誰も期待していない。公約があっても絶対(実行)しない」
Q.気になる人は―
「河野デジタル相。XやSNSを積極的に投稿していろんな年代・若者にも関心を向けている印象」
「誰が総理になるのか関心をもっている」
「知っているのは小泉さん、河野さん、石破さん」
「小泉さんは若者人気があるみたいだが、昔の環境大臣時代に失言があった。外交でも失言があったらまずいと思う」
「興味持てない。給料が上がればいい」
「石破さん。何度か立候補しているから」
「女性に頑張ってほしい。上川さんは経験値が高いのでは」
Q.政治と金の問題について―
「まだ払拭されていない。自民党でなければどの党かとなっても選びかねる」
「生活雑貨が値上がりしている中で所得が上がらないと皆言っているが、誰もメスを入れていない。国民ありきで考えてほしい」
福井県民からは、小泉氏、河野氏、そして年代を問わず石破茂氏に期待する声があがりました。また政策面では、物価高が続いている影響もあり、早急な経済対策を要求する声が目立ちました。
この総裁選、どのような仕組みなのかを改めて説明します。
自民党の国会議員票367票と全国の党員・党友票367票の合計734票で争われます。
党員・党友票は都道府県連ごとに集計され、党本部でまとめた得票数に応じて各候補者に分配されます。
県連によりますと、県内の党員と党友はあわせて約1万250人。候補者は党所属国会議員20人の推薦で立候補できますが、候補者が多く国会議員の数が限られるため、全国の党員・党友票の行方が“カギ”を握っています。
一方、立憲民主党の代表選挙は9月7日に告示され、現在4人の候補者がいます。
野田佳彦元首相、枝野幸男前代表、泉健太代表、吉田はるみ衆院議員の4人で、投開票は23日に行われます。
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