兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題で、県議会では12日、最大会派の自民党など4つの会派と無所属議員が斎藤知事に辞職を求めました。

第2会派の維新の会もこれまでに辞職を要求していて、県議会議員86人全員が辞職を求めたことになります。

自民党は、今後の対応について知事が要求に応じなければ、定例議会初日の今月19日に、ほかの会派などとも共同で不信任決議案を提出する方針で、ただちに採決したい考えです。

維新の会も、県議会としての姿勢を示す必要があるとしていて、全会一致での決議案の可決を目指して各会派などの詰めの調整が行われる見通しです。

これに対し斎藤知事は「私の政治姿勢などに対する厳しい指摘を真摯(しんし)に受け止めなければならない。私自身も至らない点やよくない点はあると思うが、それでもなお県政を担いたいという強い思いだ」と辞職を否定しました。

一方で、みずからへの不信任決議案が可決された場合の対応については「法律にのっとって考えていきたい。負託を受けたので、4年間の任期を務める」と述べ、県議会の解散も排除せず、検討する考えを示しました。

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