自民党総裁選に立候補した9人が12日夜、報道ステーションに出演し、選択的夫婦別姓を巡って論戦を交わしました。

反対 林官房長官
「(皆が)納得できるなっていうところに少し収れんさせていかないと、実際は通称使用随分進めてきていますので、そういうところも選択肢に入れて、そして意見を集約する必要がある」

賛否出さず 上川外務大臣
「もしこれを強引に賛成か反対か世論調査のようにやれば、必ず中に分断が起きるということ、私はそれを危惧しています。しっかりと議論を重ねていく必要がある」

賛成 小泉元環境大臣
「議論を続けて30年、もう決着の時だと思いますね。このまま同姓でいきたいという方には同姓の選択肢が残るままなわけですから、選びたいという方に対して選ぶ選択肢を増やす社会を作る」

反対 高市経済安保担当大臣
「(長年)婚姻前の氏を通称として使える範囲を広げるための活動を続けてきました。婚姻前の氏をちゃんと使える、その環境を整える義務を課す法律案を出しております」

反対 加藤元官房長官
「不都合を解消するのはやっぱり政治の役割だと思いますが、ただ一方で、今の家族が同じ姓を使う、これは基本に私は残す中で、法律の中で旧姓を姓として、あるいは氏として使うことを認める」

反対 小林前経済安保担当大臣
「子どもの視点に立って物事を考えてみるということも私は必要だと。兄弟姉妹の中で姓が別々になることをどう考えるのか、社会的なコンセンサスを得ていくというのが私は政治の本質なのではないか」

賛成 河野デジタル大臣
「倫理的な問題を内在しているようなものについては、党議拘束をはずしてしっかり1国会議論をしたうえで本会議で採決をするというのが私はいいと思います。国会議員というのは決めるために選ばれているわけですから」

賛否出さず 茂木幹事長
「党議拘束を外すと、1つの考え方だと私は思います。分断されている状況をもう少し改善する努力が私は必要じゃないかと思っていますけれど、ずるずる議論をし続ければいい、こういう問題でもない」

賛成 石破元幹事長
「これは早いほうがいいですよ。選択的なのだから、それはどういう意味なのかということ。そうでなく事実婚というのをどう考える、そういうことをきちんとクリアにしたうえで結論を早く出したほうがいい」

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