公明党の石井啓一幹事長は13日の記者会見で、山口那津男代表の後任を決める代表選への出馬に意欲を示した。「熟慮している段階だ。なるべく速やかに判断していきたい」と述べた。代表選は18日に告示され、28日の党大会で正式に新代表が決まる。
党代表の交代は15年ぶりとなる。山口氏は10日の記者会見で「次の世代にバトンを譲るべきだと決断した」と語り、今期限りでの退任を言明していた。
公明党はこれまで代表選に複数の候補者が立候補したことがない。無投票で新代表が事実上決まる見通しだ。石井氏が代表に就いた場合、幹事長には西田実仁選挙対策委員長らを充てる案が有力視されている。
石井氏は衆院当選10回で党政調会長や国土交通相を歴任した。次期衆院選で比例北関東ブロックから新しい区割りとなる埼玉14区への転出を決めている。
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