自民党総裁選の14日の討論会で、小泉進次郎元環境相や石破茂元幹事長への質問が集中した。9人の候補者がそれぞれ1人を指名して質問し、小泉、石破両氏がそれぞれ最多の3回の質問を受けた。
世論調査などで上位の両氏が決選投票に進む可能性をにらみ、主張の矛盾を突く思惑がうかがえる。
討論会は指名された候補が希望する候補に聞く形式で計9問を質問した。
小泉氏に上川陽子外相が外交問題、加藤勝信元官房長官が解雇規制、高市早苗経済安全保障相がライドシェアについてたずねた。石破氏には小林鷹之前経済安保相が原子力発電政策、林芳正官房長官が防災省・庁構想、茂木敏充幹事長が安全保障について聞いた。
総裁選は国会議員票367票と同数の党員・党友票の計734票で争う。いずれの候補者も過半数に達しないときは上位2人で決選投票をする。過去最多の9人が立候補することで票が分散して決選投票になる公算が大きい。
【関連記事】
- ・高市氏「日銀利上げ早い」 自民党総裁9候補が討論
- ・乱立の総裁選、討論会ライブ 日経記者が同時解説
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。