9人の候補の論戦が続く自民党の総裁選挙は、16日夜の討論会で経済政策などが議論となりました。

9人の候補者は動画サイト「ニコニコ」が主催した討論会で、経済対策を巡り意見を交わしました。

高市経済安保相:
需要が供給を超える状況を何とか作り出す。そのためには政府がお金を入れてでも需要を作り出す形、「高圧経済」とも言われているが。

小林前経済安保相:
国家プロジェクトをいくつか設定をして、実現できた企業、スタートアップに報酬を与えるとか、そこから政府調達する。

林官房長官:
官民一体となって、新しいGX社会に向けて、特に水素とかアンモニア、少し先だが国産化したい。

小泉元環境相:
労働市場改革。働くルールを昭和の時代から今の時代に変えていって、誰もが働きやすい社会を作る。

上川外相:
これからはAI、またブルーエコノミー、あるいはライフサイエンス(など)。“政策の掛け算”をして、総動員してこれにあたる。

加藤元官房長官:
賃金は上がっていくんだと国民の皆さんに思っていただける状況を作っていきたい。所得の倍増を実現します。

河野デジタル相:
手取りを増やす政策というのをまずやりたい。高齢者の世代内での助け合いを強めることで、まずこの部分の保険料をしっかり減らすということ。

石破元幹事長:
将来が不安だったらお金使わないですよね。人口が減れば需要は増えない。結局、いかにして将来不安を解消するか。

茂木幹事長:
(日本は)中小企業が99.7%を占めている。この成長力、生産性を高めていく。ハローワークの抜本改革。3番目は成長分野、半導体はじめ戦略分野への投資。

論戦が続く中、FNNが週末に実施した世論調査で最も総裁にふさわしい人を聞いたところ、石破元幹事長がトップで25.6%、小泉元環境相は21.9%、高市経済安保相が12.5%と続きました。

自民党を支持すると答えた人では、29.4%の小泉氏がトップで、石破氏、高市氏が続きました。

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