自民党総裁選に立候補している高市早苗経済安全保障相(63)=無派閥=は17日放送のTBS番組で、立候補に必要な推薦人20人のなかに裏金作りに関係した国会議員が含まれていることについて、「私は(告示)翌日の新聞を見るまで誰が推薦人になったか知らなかった」と述べた。

 高市氏の推薦人のうち6人が政治資金収支報告書への不記載などを理由に、党の役職停止などの処分を受けている。しかし、高市氏は番組で「誰を20人に入れるかはチームに任せた」とし、推薦人の選定には関与していなかったと説明した。

 裏金事件の再発防止策については、党から議員に渡され使途公開の義務がない「政策活動費」の廃止や、専門家も交えた政治資金の使途のチェックなどを実現する考えを示した。

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