この中では、前回の衆議院選挙で自民党が候補者を擁立した大阪の15の小選挙区すべてで維新の会に敗れたことなどを踏まえ、関西での党勢回復に向けた発言が相次ぎました。

小林鷹之氏は「大阪の政治状況は厳しく議員や党員は本当につらい思いをしている。総理・総裁になったら大阪を含めた関西圏から地域の政権を奪還していくというポリシーで党運営を進めていく」と述べました。

林官房長官は「維新の会と戦って大阪、関西の自民党を立て直す。仲間に、また、はい上がってもらい、関西のため、大阪のために働いてもらえるような自民党をつくっていかなければならない」と述べました。

小泉進次郎氏は「『維新と言えば改革』を『改革と言えば自民』に変えるのが次の総理・総裁の仕事であり、私がなった暁には、圧倒的な速度で変えていく。維新の会が一番嫌がる総裁になる」と述べました。

河野デジタル大臣は「今、大阪、近畿圏は有事だ。次の総選挙で、維新に奪われた小選挙区と比例代表の議席を取り戻さなければならない。もう1度、近畿圏でも自民党がしっかりと政治を動かす」と述べました。

石破元幹事長は「一番厳しいところに一番強い応援を行うのは組織として当然のことで総裁を拝命すれば関西に最大限注力する。来年の参議院選挙と次の衆議院選挙は必ず勝たなければならない」と述べました。

茂木幹事長は「内容はないが露出度だけある維新の会に対じしていかなければならない。経済の面でも東京一極集中がさらに進んでいる。政治も経済も大阪の復権を図るために全力で取り組んでいく」と述べました。

地域の強みを生かす取り組みや、課題への対処によって国民生活の向上につなげるという主張も出されました。

高市経済安全保障担当大臣は「中国に頼らず、薬の原料や人材などを日本で完結しないといけない。関西地域は創薬に力を入れており、命を守ることにつながるとともに、将来への贈り物にもなる」と述べました。

上川外務大臣は「関西圏では関空、伊丹、神戸の3つの空港の機能強化が進み、利用客も増加している。空港のスタッフが足りないことが課題だが、国を挙げて対処し、デジタルなど最新技術も使って後押しする」と述べました。

加藤元官房長官は「大阪の高度な医療と産業基盤が手を結び、最先端医療のさらに先を行く新しい『未来医療』を作り出していく。ここに未来への希望がある。応援し、形あるものにしていきたい」と述べました。

9人は、19日は東京で街頭演説を行います。

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