兵庫県庁に登庁し記者の質問に答える斎藤元彦・同県知事=神戸市中央区で2024年9月19日午前10時9分、大西岳彦撮影
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 兵庫県の斎藤元彦知事(46)がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、知事は19日午前、報道陣に「まずは補正予算を成立させたい」と述べた。一連の問題について県民におわびをした上で、「私の思いはしっかり改革を進めていくこと。県民の負託で4年間しっかりやってということなので、(任期いっぱい)やっていきたい」と語った。

 この日は午前11時に県議会9月定例会が開会。物価高騰対策などのための補正予算成立後、知事に対する不信任決議案が提出され、同日夜にも全会一致で可決される見通し。

 不信任案が可決された場合、知事は辞職・失職か議会解散の選択を迫られる。知事は「法律の規定に沿って自分としてどういう判断をするかさまざまな選択肢がある。タイミングを含めしっかり熟慮する」と語った。議会を解散すれば、40日以内に県議選が実施される。【稲田佳代、村上正】

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