岸田首相は19日、石川県で能登半島地震の被災地を視察した後、記者団の取材に応じ、自民党総裁選について「今回の総裁選挙は派閥解消後、初めて行われる総裁選挙だ。政策本位の総裁選であることが求められると思っている。派閥が解消しているわけだから、自民党国会議員一人一人が自立した議員として判断見識を問われる総裁選挙でもあると考えている」と強調した。その上で、各候補者の論争を見守る姿勢を示し、自身の意中の候補に関する質問については回答を避けた。

総裁選の候補者による防災対策の議論に関しては、「誰が政権をとってもさらなる災害対策の強化は必要不可欠だ。総裁選においても災害対応のために政策論争が行われ、結果として体制が強化されることにつながることを期待したい」と述べた。

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