移転の意向を表明している鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテルについて、19日の鹿児島県議会でも論戦が展開されました。


19日の県議会代表質問では、鹿児島サンロイヤルホテルが、現在の鹿児島市与次郎から住吉町15番街区に新築移転を希望していることが取り上げられました。

鹿児島サンロイヤルホテルは、鹿児島市、県と民間企業が出資した第3セクターです。

県民連合の秋丸健一郎議員は、ホテルが移転すれば、設立当初の「造成された与次郎ケ浜の観光開発を促進する」という出資目的が喪失するとして、出資の取りやめの可能性を問いました。

これに対して県当局は「慎重に検討する」と答弁しました。

県総合政策部長・長島和広部長
「出資のあり方についてはホテルが与次郎ケ浜から移転することになっても、ホテルが現在果たしている役割や移転新築計画の内容等を踏まえ、出資者の意向も伺いながら慎重に検討する必要があるものと考えている」

住吉町15番街区をめぐって、県は、18日の議会でホテルや大型の会議場などの建設を対象に、事業者の公募を行いたい考えを示しています。

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