鹿児島県が新たな総合体育館の整備を予定する、鹿児島市のドルフィンポート跡地近くで宿泊業などを営む事業者らが「眺望が損なわれ、事業に影響が生じる」などとして県に計画の見直しを求めました。

9月20日、県庁で、ドルフィンポート跡地の近くで事業を営む住民グループらが県の担当者に要望書を手渡し計画の見直しを求めました。

鹿児島市本港区エリアのドルフィンポート跡地は、県の新たな総合体育館の整備予定地となっています。

住民グループのメンバーは、桜島に面した整備予定地の前の敷地で宿泊業や不動産賃貸業などを営んでいます。

要望書では、「体育館の建設で桜島と錦江湾の眺望が著しく損なわれ、事業に大きな影響や損失が生じる」として県に対し、予定地の変更など計画の見直しを求めました。

ゲストハウスグラシアス・兒玉百合香さん
「私の宿泊施設は高さ22メートル、建設予定の建物は30メートル近くになり、
(景観は)全くただの壁になる。(宿泊業として)違う事業展開をしていかないと
いけないというのが事実」

また住民グループはドルフィンポート跡地を総合体育館ではなく、商業施設や
飲食店などに活用するよう要望も行いました。

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