岸田総理大臣は国連総会などに出席するためアメリカに向け出発しました。退任を前に最後の外国訪問となります。

 岸田総理は、アメリカのバイデン大統領と築いた特別な関係を1つのレガシーとしたい考えです。

岸田総理 
「日本の国益と国際社会の平和と安定のため、力強くそして積極的な首脳外交を展開することができたと自負しています」

 日米首脳会談はバイデン大統領の自宅で行われる予定です。バイデン氏が外国の首脳を地元に招くのは、今回が初めてということです。

 去年の大統領別荘・キャンプデービットへの招待に続く厚遇ぶりに、外務省幹部は「前代未聞だ」と話しています。

 また、日米にオーストラリアとインドを加えた4カ国の首脳会合は、バイデン氏が卒業した私立高校を舞台に行われる予定です。

 国連では、岸田総理肝煎り(きもいり)の「核兵器のない世界」に向けた首脳級の枠組みを新たに立ち上げます。

 ウクライナのゼレンスキー大統領など個別の会談も複数予定していて「岸田外交」を次につなげたい考えです。

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