河井克行元法務大臣による大規模買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われた広島市議会の木山徳和議員の控訴審で、広島地裁は弁護側の証拠採用の請求を認めず即日結審しました。

一審判決などによりますと木山徳和市議は2019年の参院選で、河井克行元法務大臣から妻・案里元議員を当選させる目的で現金30万円を受け取った罪に問われ、罰金30万円・30万円の没収の判決を受けています。

23日に始まった控訴審で弁護側は「買収の趣旨を感じなかった」とするほかの被買収の被告の被告人質問調書や検察が違法な司法取引を持ち掛けたとする証拠の採用を求めました。

しかし裁判所はこれを必要ないとして却下し、即日結審しました。

判決は7月18日に言い渡される予定です。

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