カメラのトラブルで中断している燃料デブリの取り出しをめぐり、東京電力は原因の確認のためロボットの回収作業を続けている。

福島第一原子力発電所2号機では、事故後初めてとなる燃料デブリの試験的取り出し作業が始まったが、取り出し用のロボットの先端にあるカメラのトラブルで中断されている。

東京電力はこのロボットを格納容器から回収する作業を9月23日から開始し、23日までにロボットを押し込んでいるパイプの一部を引き抜くなどして3.5メートルほど引き戻した。トラブルの原因は現時点で分かっておらず、東京電力は24日もロボットの回収作業を継続しているということだ。

回収の完了には4日ほどかかる見込みで、東京電力は燃料デブリ取り出し作業の再開時期については未定としている。

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