中村氏は24日に茨城県庁で記者会見を開き、野党の力を高めるために活動してきたとしたうえで「次の衆議院選挙では必ず与野党伯仲ができると確信した。年齢を考え、心身ともに健康なうちに政治家を辞めるべきだと考えた」と述べ、次の衆議院選挙に立候補せず政界を引退する意向を表明しました。

中村氏は衆議院比例代表北関東ブロック選出の当選15回で75歳。

茨城県境町出身で、1976年の衆議院選挙に無所属で立候補して初当選し、その後、自民党に入党して建設大臣や科学技術庁長官などを歴任しましたが、1994年にゼネコン汚職事件で逮捕・起訴され、実刑判決が確定して失職しました。

政界に復帰後は無所属の議員として当選を重ね、4年前に立憲民主党に入りました。

衆議院選挙での当選回数は15回で、現職では立憲民主党の小沢一郎 衆議院議員に次いで2番目に多く、前回3年前の選挙で茨城7区で敗れるまで、事件のあとも選挙に勝ち続けたことから「無敗の男」とも呼ばれました。

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