南極地域の平和利用などを定めた南極条約の協議国会議が2026年に広島市で開かれることが決まりました。日本での開催は32年ぶりです。
これは上川外務大臣が会見で明らかにしたものです。
南極条約は南極地域の平和的利用や、核爆発や放射性物質の処理の禁止を定めるもので、日本を含め56カ国が締結しています。
このうち協議国は南極での調査を積極的に行う29カ国で、これまで定期的に会議を開いてきました。
上川外務大臣は会見で2026年の会議が広島市で開催されることについて、「国際平和文化都市を掲げる広島市は条約の精神にふさわしい開催地」だと強調しました。
【上川陽子外相】
「南極は将来の地球環境の保全を考え、国際協力を推進する上で重要な場所。南極をめぐる課題の解決に向けた我が国の取り組みを示す機会とすべくしっかり準備を進めてまいりたい」
会議の具体的なテーマは今後、協議国と調整して決めるということです。
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