自民党総裁選に立候補している石破茂元幹事長、高市早苗経済安全保障相、小泉進次郎元環境相が25日のBSフジ番組で、首相になった場合の対応として早期の衆院解散・総選挙に言及した。

高市氏は石川県能登半島での大雨被害への対策などを盛った2024年度補正予算案の編成前に解散する可能性に触れた。「新しい政権が何をしようとしているのかをみなさんに知らせて信を問い、そのうえで補正予算を組む」と述べた。

立憲民主党の野田佳彦代表が23日、石川県での大雨被害を踏まえて衆院解散よりも補正予算案の成立を優先するよう主張したことに、高市氏が反論したものだ。

小泉氏は早期解散を目指す立場を堅持した。衆院選で勝利し「信頼を基礎にした政権をスタートさせたい思いは変わらない」と語った。能登半島の復興に向けて予備費から財源を拠出すべきだと訴えた。

石破氏は衆院解散に先立つ国会論戦を念頭に「国民の大勢が判断できるだけの材料を出さないといけない」と話した。「同時に新政権だからなるべく早期に信を問うのも当然だ」とも指摘した。

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