燃料デブリの取り出しをめぐり、東京電力は9月26日から不具合を起こしているロボットを遠隔で確認する作業を開始している。

福島第一原子力発電所2号機で行われている事故後初めてとなる燃料デブリの試験的取り出しは、ロボット先端のカメラの映像が確認できなくなるトラブルで中断されている。

一度、デブリに触れたロボットは、25日までに格納容器の外に引き戻されていて、東京電力は26日から原因の調査のため、遠隔で確認する作業を始めている。
今のところ原因の特定には至らず、映像も映らないままで、復旧には一定の時間がかかると見られている。

ロボットは一度格納容器に入ってしまったため、放射性物質による汚染の程度なども調べる必要があり、9月中の試験的取り出しの再開は困難な状況だ。

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