立憲民主党の野田佳彦代表は26日、自民党の総裁選で新たな総裁が27日に選出されることに関し、「どなたが選ばれようとも、我々の本物の政治改革案を提示して実現を迫っていきたい」と述べた。

野田代表ら新執行部は、次の衆院選での連携のあり方が課題となる野党各党への挨拶回りを進めている。24日は日本維新の会、共産党、国民民主党、26日は社民党、れいわ新選組の他、衆院の正副議長を回った。

これについて野田氏は記者団に対し、10月1日に召集される臨時国会では、能登半島の豪雨被害を受け、復旧・復興に必要な補正予算案の成立に取り組む他、政治とカネの問題でも連携していくことで「お互いの共通認識はできた」と述べた。

さらに野田氏は、自民党の新総裁について、「どなたが選ばれようとも、裏金の問題については先の通常国会では解明もされていないし、処分も甘く、けじめもついていない。こういう不祥事を起こさないための法律も抜け穴だらけだ」と指摘。

その上で、「野党と連携して、厳しく我々の本物の政治改革案を提示して、実現を迫っていきたい」と述べた。

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