兵庫県の斎藤元彦知事は26日会見し、県議会の不信任決議に対して、「今回の不信任を受けて解散をせず30日付けで失職をする。そして知事選挙で出直し選挙に臨むことを決めました。」と述べた。

その上で、一連の問題について「今の状況を招いたこと、県民のみなさんに改めて心からお詫びを申し上げたい。私もまだまだ至らないところ、未熟なところがたくさんあったと思います。一連の3月の20日ごろから6ヶ月間、本当に県政が混乱していたことは認めざるを得ないと思います」と述べた。

議会を解散せず出直し選挙に臨む事を決断したのはきのうだという。その理由を聞かれると、目を潤ませながら、「きのう高校生に手紙を貰った。辞めないで欲しいという内容だった。知事のやっていることは、高校生にとっても響いている面がある。マスコミのみなさんからの批判とかすごい物があり、世間も厳しい目で見ているけど、彼としては、負けないで未来のために頑張って欲しいという手紙を貰った」と話した。その上で、「こういう状況でも高校生がエールを届けてくれましたので、そこはすごく、グッときた。まだまだこんな自分でも期待してくれている人がいるんだと、受け取った。選挙大変だと思いますけど、覚悟を決めました」と話した。

また斉藤知事は、「改革は進めていきたいという強い思いがあります」として、県が抱える巨額の負債や、事業の見直しについて触れて、改革で得られた財源を県民・子ども達のために投資したいとし、「私はまだ、知事の仕事をまだまだ続けさせて頂きたいという思いがありまして、今回辞職ではなく失職となりますが出直していきたいと思います」と決意を述べた。

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