大雨に備えて放流した農業用水が元の水位に戻るまでの時間や水量を把握する充水試験が25日佐賀市で行われました。

この試験は農業用水を確保しながら水害対策をしていこうと佐賀市が行ったものです。
市は大雨の予報が出た際、浸水被害を減らすため市内3つの水路の水を放流し、雨水を貯めるようにしている一方、雨が降らなかった場合は農業用水が不足すると心配されています。
試験では全長15.4キロある国営水路徳永線の水位をあらかじめ30センチさげておき、普段水を引き入れている北山ダムからの水に加え、筑後川の水も活用し、元の水位に戻るまでの時間や水量、ゲートの操作を確認しました。

【市農林水産部農村環境課 徳永尚之さん】
「事前放流したあとに、雨が降らなかった場合どうするのかという意見があった。それに対して1日、2日で戻ると答えることで、事前放流をすることに対する安心感を農家の方に持ってもらいたい」

市によりますと水位は26日午前早くに元の状態に戻ったということです。

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