宇都宮市出身で栃木県職員などを務めた上田憲一氏は26日に栃木県庁で記者会見を開き、11月17日投開票の次回の同市長選挙に無所属で出馬すると表明した。市東部を走る次世代型路面電車「芳賀・宇都宮LRT(ライトライン)」の市西部への延伸計画撤回を訴える。同市長選への出馬表明は茨城県つくば市の副市長を務めた毛塚幹人氏、現職の佐藤栄一氏に続き3人目。
上田氏は現在87歳。ライトラインは「市を破綻に導く」として、2023年の開業以前から計画の白紙撤回を求めてきた。「宇都宮は路線バスの街。ライトライン延伸ではなく、市民にとって重要な移動手段である路線バスの拡充が必要だ」と強調する。すでに出馬表明した佐藤氏と毛塚氏はともに延伸推進の立場を表明している。
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