東京・上野の商店街に何やら人だかりができていました。
その中心にいたのは、次の首相を目指す石破氏(67)です。

演説した上野駅前では、「石破さーん!総理になってくれー!」と声をかけられていました。

27日、投開票を迎える自民党総裁選。
議員票と党員票それぞれ368票で争われます。

議員票について、FNNの取材では小泉氏が60人前後でトップ。

石破氏と高市氏が追う展開で、三つどもえの戦いとなっていることが分かりました。

上位2人の決選投票が確実視されている総裁選。

現在、リードする3陣営は上位2人に残るため、他陣営からの引き剥がしを活発化させています。

党内唯一の派閥・麻生派が支援する河野陣営からの引き剥がしを狙うのは、さらなる支持拡大を狙う小泉氏(43)。

26日、その手応えを小泉氏に聞くと、「『応援するよ』という声も増えてきて、決勝に残り、勝利をつかめるよう最後まで頑張る」と述べました。

一方、小泉氏を追う高市氏(63)。
同じ女性初の首相を目指す上川陣営に接触していました。

上川陣営の議員:
高市陣営から「どうしても2位に入りたいから頼みます」と連絡が来た。

議員票争奪戦を加速させる上位3陣営。

ただ、それ以外の候補者には簡単に票を渡せない、ある事情があるといいます。

フジテレビ政治部・高田圭太デスク:
立候補している以上、恥ずかしいような少ない票を出せない。さらに茂木幹事長や林官房長官のような今回の次に総理を狙う人にとって、今回取る票がその後の政治力にも影響する。なので、簡単に票を引き剥がされることは絶対にできない事情もある。

そうした中、注目を集めるのが投票先を決めていない約40人の動向。

青井キャスターは、そのうちの1人の片山さつき参議院議員に直接話を聞きました。

片山さつき元地方創生相:
お願いに来る陣営が今日だけで3つ、昨日今日ですごい数ですね。

青井キャスター:
どの陣営ですか?

片山さつき元地方創生相:
ほぼ全部来ましたね、来ていないところはない。

青井キャスター:
誰が当選するか想定が難しい?

片山さつき元地方創生相:
難しいと言っていいかと。今回は本当に異例ずくめではあります。

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