次期衆院選で適用される「10増10減」に伴う区割り変更後の新和歌山2区について、県町村会(会長、岡本章・九度山町長)は24日、印南町役場で二階俊博・元自民党幹事長(85)=和歌山3区=の三男で公設秘書の伸康氏(46)と面会し、出馬を要請した。伸康氏は記者団に「重く受け止め、熟慮を重ねる」と述べ、出馬への明言は避けた。
新和歌山2区の候補予定者に決まっていた俊博氏が今年3月、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で政治責任があるとして不出馬を表明した。伸康氏は「自身も秘書として責任を負うべきだと考え、自ら手を挙げる資格があるか自問してきた」とする一方で、「県内21町村長の総意は重い」として、関係者と協議する考えを示した。党県連は公募も含めて候補者を調整している。
新和歌山2区からは共産党の新人で元県議の楠本文郎氏(69)が立候補を表明している。【駒木智一】
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