自民党は27日午後、総裁選の投開票を行い、石破茂元幹事長(67)を第28代総裁に選出しました。
結果を受け、岸田首相は石破氏に祝意を伝え、あいさつしました。
岸田首相はあいさつの中で、今回の自由民主党総裁選挙について「国民の皆さんに、自民党が変わろうとする覚悟を示していただいた総裁選挙だと感じています」と述べました。
さらに「新しい総裁のもと、我々は一致結束して、国民に課せられた責任を果たしていかなければなりません。私も一兵卒として新しい総裁を全力で支える覚悟です」としました。
現在の日本が置かれる状況については、「経済においては、30年続いたコスト高デフレ経済からの脱却の時です。私たちは新しい総裁のもと、新しい成長型の経済を目指し取り組みを加速していかなければなりません。また、外交において今、国際社会は歴史の転換点、大きな混乱複雑化の中にあります。私たちは、我が国の防衛力を抜本的に強化しながら日米同盟を強化し、そして同志国グローバルサウスとの連携を通じて、国際社会を分断、対立ではなくして協調に導いていかなければなりません。能登半島地震、そして今回の大雨被害。災害対応、復興・復旧にも万全を期していかなければなりません」とし、「何よりも私たちは国民の共感の得られる政治を実現していかなければなりません」と述べました。
石破新総裁に対しては、「ぜひその実行力そして、決断力政策力を持って強力な内閣を作っていただき、結果を出していただかなければなりません」とした上で「我々、自由民主党は新しく生まれ変わりそして、国民の期待に1つ1つ結果を出していく。今日はその第一歩を前に進める日としたいと思います。ぜひ、皆さんの力を合わせてまいりましょう」と述べました。
最後に、「3年にわたり、私を支えていただきました国民の皆さま、そして自由民主党の皆さま方に、改めて心から御礼を申し上げてごあいさつといたします」と感謝の言葉を述べました。
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