決選投票で自民党総裁に選ばれ立ち上がり手を振る石破茂元幹事長=同党本部で2024年9月27日午後3時23分、平田明浩撮影

 27日に投開票された自民党総裁選で、石破茂元幹事長(67)が決選投票の末に高市早苗経済安全保障担当相を破り、第28代総裁に選出された。石破氏は10月1日召集予定の臨時国会で新首相に指名される見通しで、SNS(ネット交流サービス)では党派閥の裏金問題の解明などを期待する声が上がった。

 5度目の総裁選出馬となった石破氏は「最後の総裁選」として、裏金問題を受けた党改革や、地方創生、災害への備えの強化としての防災省創設などを掲げた。

Xでは「石破ショック」などのワードがトレンド入りした=2024年9月27日午後4時37分、スクリーンショット

 X(ツイッター)では「(自民党の)裏金問題や旧統一教会との関係を解明してほしい」「能登の復興に全力を挙げてほしい」などの声が広がった。

 1回目の投票で石破氏は154票にとどまり、高市氏の181票に及ばなかったが、決選投票で逆転した。Xでは「石破ショック」「石破かよ」などのワードもトレンド入りした。

 一方、高市氏が新総裁となれば、国内初の女性首相誕生の可能性があったことから「女性初の総理大臣を見たかった」「初の女性総理を期待したが残念」などの声もあった。ただ、高市氏は党内随一の保守派だけに、「タカ派だから敵は多い」「タカ派過ぎてヤバイ」といった反応も見られた。【デジタル報道グループ】

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