「刷新プロジェクトチーム」の中間報告が公表

大阪維新の会は27日、全体会議を開き、府内の選挙で敗戦が続いていることについて、「兵庫県斎藤知事の問題や日本維新の会の評価が支持に影響を与えているのは間違いない」などとして、「次なるスローガンや旗印の設定が求められる」などとする中間報告をまとめました。

大阪維新の会では、先月の箕面市長選挙で現職の公認候補が落選するなど、府内の選挙で敗北が続いていて、27日の全体会議では、敗因などを分析してきた「刷新プロジェクトチーム」(大阪府議らで構成)の中間報告が発表されました。

「既得権益化している」として「次なるスローガン・旗印」が必要

中間報告では、「議員数が増える一方、個々の活動量、質ともに低下して、緩み、弛み(たるみ)、驕り(おごり)があり、既得権益化しているように見られはじめている」、「兵庫県斎藤知事の問題や日本維新の会の評価が支持に影響を与えているのは間違いない事実と言える」、「大阪維新の会の候補だからと言って、もはや投票されるわけではない」などと指摘。

1000人規模の大阪府民に電話などで調査した結果、「ここ1~2年で支持者が約25%減少した」などとするアンケートも明らかにされました。

その上で、解決しなければならない課題として、「新しい立ち位置や次なるスローガン、旗印が必要」などと指摘しました。

吉村代表「軸をしっかり持って原点に立ち返る」

全体会議終了後、横山英幸幹事長は、「身を切る改革をやめるわけではなく、引き続き厳しく律していくが、合わせて、大きなビジョンをPTで取りまとめていく」と述べました。

また、吉村洋文代表は、「自分たちの軸をしっかり持って原点に立ちかえって、忘れずに改革を進めていく」と述べました。

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