9月30日午後に発足する自民党の新執行部、そして10月1日に発足する石破新内閣の閣僚の顔ぶれが固まりました。
自民党は午後、臨時の総務会を開催し、新たな執行部を発足させ、記者会見を行います。
党役員では、副総裁に菅前首相を据え「後ろ盾」とする一方、最高顧問に麻生副総裁が就任します。
幹事長には、調整力と与野党に幅広い人脈を持つ森山総務会長、後任の総務会長に鈴木財務相、政調会長に小野寺元防衛相、選挙対策委員長には小泉元環境相を起用し、「選挙の顔」としたい狙いです。
国対委員長に坂本農水相、組織運動本部長に小渕優子氏を据える予定です。
また、1日に発足する新内閣の顔ぶれも明らかになってきました。
「総裁選を戦った候補者」から政権の要の官房長官に林芳正氏、財務大臣に加藤勝信氏を起用します。
防衛政策に明るく石破総裁に近い岩屋毅氏を外相、中谷元氏を防衛相に充てる他、総務相に村上誠一郎氏を起用する方針です。
「女性閣僚」は2人で、こども政策担当相に三原じゅん子氏、文部科学相に阿部俊子氏を抜擢します。
「初入閣」は、環境相の浅尾慶一郎氏、デジタル相の平将明氏、復興相の伊藤忠彦氏、農林水産相の小里泰弘氏、国家公安委員長の坂井学氏など13人となる方向です。
一方、決選投票を争った高市経済安保担当相は、総務会長の打診を固辞したことから起用は見送られ、茂木幹事長や旧安倍派の起用もありませんでした。
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