9月30日、自民党の新しい執行部が発足し、衆議院旧宮城6区選出の小野寺五典氏が党四役のひとつ、政調会長に就任しました。

30日午後開かれた自民党臨時総務会。衆議院旧宮城6区選出の小野寺五典氏の政務調査会長就任が承認されました。

衆議院旧宮城6区選出 小野寺五典新政調会長
「早速、総選挙に向けての公約づくりが急務となっています。総務の先生方の力を賜りたい。どうぞよろしくお願いします」

その後、党四役の会見に先立ち、石破茂新総裁は10月に衆議院を解散する意向を表明しました。

自民党 石破茂新総裁
「できる限り早期に国民の審判を受けることが重要だと考えており、諸条件が整えば10月27日に解散総選挙を行いたい」

10月9日に衆議院を解散して15日公示、27日投開票となる見通しです。

石破新総裁の表明を受けて小野寺政調会長は、速やかに公約を取りまとめたいと述べました。

衆議院旧宮城6区選出 小野寺五典新政調会長
「政務調査会としては、物価上昇を上回る賃金上昇を実現するため、新しい資本主義を加速化していくとともに物価高対策、こども政策、子育て支援などこれまで取り組んできた施策を着実に実行していきたいと思っている。合わせて人口減少対策や地方創生、防災体制の強化など石破総裁が総裁選挙で掲げた政策についての議論を促進し、党の政策として仕上げたい」

また、これまで防衛大臣や党の安全保障調査会長を務めてきた小野寺氏は日米地位協定改定の議論を進めたいとした上で、石破新総裁が提唱する「アジア版NATO」にも言及しました。

衆議院旧宮城6区選出 小野寺五典新政調会長
「安全保障環境を十分なものにするためには、なるべく多くの仲間作りが大事だということ。今回のロシアのウクライナ侵略においてもNATOがまとまって対応しているのをみれば侵略を防ぐような安全保障環境を築くためにも、大きな固まり・枠組みを作っていくことは大切だと思う。いずれにしても、総裁のご指示があれば、私どもとして議論していきたい」

政調会長就任を受けて、小野寺氏の選挙区では…。

気仙沼漁業協同組合 齋藤徹夫組合長
「小野寺氏は誰よりも漁業の現状や課題もわかっていただいているということなので、いろいろ今後の漁業政策に大いに期待するところです」

気仙沼市 菅原茂市長
「気仙沼市民にとっては、初入閣のときに勝る朗報だと思っています。これまでの経験をいかんなく発揮して、日本のため、とりわけ地方のために活躍していただきたいと思っています」

気仙沼市民
「小野寺氏の政調会就任は、非常にうれしいことだと思います。本人をよく知ってるんですけど、非常に真面目でしっかりと仕事をやってくれる人だと思っています。正直言って裏金問題をやってほしい、解決してほしいなと思っています。政調会長になったので、国全体のことを考えてもらえればいいかなと思っています」

大崎市民(コメ農家)
「後継者がいないのに、農家が高齢化しているので、あと何年、稲作が続くかわからない。そのへんも考えてもらいたい。跡継ぎはいない、年はとってくる。米がなくなりますよ、日本に。余裕を持って米づくりができるような金額・収入を考えてほしいですね」

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