福島県選挙区は、根本匠氏と吉野正芳氏、ベテランの引退により衆院選をめぐる構図は大きく変わる。9月30日には、自民党・石破新総裁から10月27日投開票の日程で解散総選挙を行う方針が示された。自民党福島県連では、2区と4区に擁立する候補者について方針を固めている。

<福島 4区>
自民党福島県連は、9月30日に開いた選挙対策委員会で、衆院選の候補者となる4区の支部長に、元県議会議員の坂本竜太郎さん(44)を選任した。坂本さんは10月1日に、出馬会見を開く予定。
福島4区では坂本さんのほか、立憲民主党が齋藤裕喜さん(45)、共産党が熊谷智さん(44)の擁立を決めている。

<福島 2区>
また、2区については9月29日に引退会見を行った現職の根本匠議員の長男・拓さん(38)を擁立する方針を固め、近く公表される見通し。
このほか2区では、立憲民主党が玄葉光一郎さん(60)、共産党が丸本由美子さん(62)の擁立を決めているほか、諸派の高橋翔さん(36)が立候補を表明している。

<福島 1区・3区>
自民党県連は、さらに1区と3区について現職議員を候補者とする方針。これにより、1区は自民党・亀岡偉民さん(69)、立憲民主党・金子恵美さん(59)の現職同士の争いとなる。
また、3区では9月30日に日本共産党で会津地区委員長を務める唐橋則男さん(63)が出馬会見を行った。これにより3区は、自民党の現職・菅家一郎さん(69)と立憲民主党の現職・小熊慎司さん(56)との3人の争いとなる。

次の衆院選は、福島県内の小選挙区が5から4に減る新しい区割りでの初めての選挙となり、行方が注目されている。
郡山市を含む2区には須賀川市が加わったり、会津地方が入る3区には白河市など県南が加わったりと、大きく変わる。
有権者もより候補者を「見る」時間が必要となってくる。

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