中国政府は、自民党総裁選に当選した石破茂氏が日中首脳会談の重要性に言及したことについて、「中国はあらゆるレベルで両国の対話と交流に前向きだ」と歓迎する意向を示しました。

中国外務省は30日に行われた記者会見で、自民党総裁選に当選した石破茂氏が日中首脳会談の重要性に言及したことに対し、「日本側が中国側と歩み寄り、両国関係の改善と発展のために建設的な役割を果たすことを望む」と述べ、「中国はあらゆるレベルで両国の対話と交流に前向きだ」と首脳会談を含めた対話を歓迎する意向を示しました。

また、10月にラオスで行われるASEAN首脳会談で石破氏と首脳会談を行う意向があるかと問われると、「提供できる情報はない」と述べました。

一方、石破氏が中国南部の広東省深セン市で日本人学校に通う男子児童が刺されて死亡した事件に関して、中国政府の説明が不十分だと批判していることについては、「個別の案件であり調査中だ」とし、「個別の案件が中日両国の交流や協力に影響を与えないことを望み、信じている」と述べました。

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