衆院本会議で1日行われた首相指名選挙で、れいわ新選組の大石晃子衆院議員が投票箱の横で、「能登の補正予算を」と書かれた紙を掲げ、演壇にとどまり続ける場面があった。額賀福志郎議長の指示で衛視が大石氏を降壇させた。
首相指名選挙で、大石氏は「こういう茶番はやめろ」などと声を上げ、投票をせずに演壇にとどまった。額賀氏は「演壇で物品を掲げる行為は禁止です」「議場から降壇してください。すべきです」などと求めたが、大石氏はそのまま紙を掲げ続けた。額賀氏はその後、衛視に命じて大石氏を降壇させた。大石氏は再び登壇し、投票したが、その後も「裏金隠しの解散やめろ」と書かれた紙を議場で掲げた。
大石氏の行動に対し、議場からは「退場させろ」「なんでもやっていいわけじゃねえぞ」などと怒号が飛んだ。首相に指名される見通しの自民党の石破茂総裁はその様子をじっと見ていた。
大石氏は2023年5月にも、本会議場で当時の岸田文雄首相の写真に「NO!」と書いた紙を掲げた行動について厳重注意を受けている。【園部仁史】
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