日本銀行長崎支店は景気の動向を示す企業短期経済観測調査=短観を発表しました。
業況判断は全産業で20ポイント台と、33年ぶりの高水準となりました。
日銀長崎支店は3カ月に1度、短観を発表しています。
「業況が良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を引いた「業況判断」は全産業で20ポイントで、6月の前回調査と比べ4ポイント改善しました。
1991年8月の調査以来、33年1カ月ぶりに20ポイント台の高い水準となりました。
特に宿泊・飲食サービスは北部九州インターハイの開催や、修学旅行の増加により前回より12ポイント改善し、37ポイントとなりました。
日本銀行長崎支店 伊藤真 支店長
「観光関連の好調さに加え、市街地の再開発に絡んだ設備投資や住宅投資、防衛関連の公共工事の増加が業況の押し上げに寄与した」
一方、3カ月後の予測となる「先行き」は今回より6ポイント低い14ポイントとしています。
日銀は「建設や宿泊・飲食サービスにおける人手不足による業績悪化」などを理由に挙げています。
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