宮城県議会9月定例会は10月1日、一般質問が行われ、村井知事が大衡村への半導体工場の建設計画が白紙となった経緯について説明しました。
宮城県 村井嘉浩知事
「今回の半導体事業は宮城、東北の産業、経済の発展に向けた大きな期待が寄せられていただけでなく、我が国の経済安全保障上の大変重要なプロジェクトであったために極めて残念な思いである」
これは台湾の半導体大手PSMCとSBIホールディングスが計画を進めていた大衡村への工場建設について、先週金曜日(9月27日)PSMC側から県に撤退の申し出があったと明らかにされたものです。1日の県議会で、PSMCが協業から撤退した理由を問われた村井知事はSBIの関係者からの説明と前置きした上で次のように述べました。
宮城県 村井嘉浩知事
「(国の補助金交付の)要件の一つである10年以上の継続生産や供給能力の維持強化のための投資など、事業の運営責任者に関する協議が最終的に整わず、PSMCからの要請に基づき共同での事業を断念したとのことでありました」
一方で、村井知事は半導体工場の建設は幅広い経済波及効果につながるとの見解を示し、引き続きSBIホールディングスとの連携を図りながら、半導体産業の振興に向けて取り組んでいきたいとしています。
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