岐阜県知事選挙は任期満了に伴い、2025年1月にも告示されますが、前回に続き「保守分裂選挙」となる可能性が高まりました。
10月2日午前、岐阜県選出で、自民党の渡辺猛之参議院議員(56)が記者会見し、知事選への立候補を表明しました。
渡辺猛之参院議員:
「30年間の政治人生の中で、岐阜県の42市町村の事は一番自分が理解している。全力で恩返しがしたい」
渡辺議員は県議会議員を経て、2010年に参議院議員となり、現在3期目です。
渡辺参院議員:
「地方が全て抱えている一番の課題は人口減少。市町村の皆さん方と連携しながら、この難しい課題に取り組んでいきたい」
しかし…。
Q.保守分裂になって自主投票になった場合も戦うのか
渡辺参院議員:
「現段階で仮定の質問には、お答えは差し控えさせていただくということになっちゃいますね」
今回の岐阜県知事選挙は、前回も出馬した元内閣府大臣官房審議官で江崎禎英さん(59)が前日の10月1日、知事選への政策骨子を発表していました。
江崎禎英さん:
「安心と挑戦の岐阜県にしたい。未来につながる政策を岐阜県から発信していく。人や物が集まる岐阜県をつくりたい」
また「幅広く支援を求めたい」と、自民党県連に推薦願を出しています。
岐阜県知事選挙は前回も、現職の古田知事と江崎氏の保守系の2人が事実上の一騎打ちになっていました。またも「保守分裂」となるのか…。
岐阜県議会の重鎮・猫田孝県議会議員に聞きました。
猫田孝県議:
「今回は今のところ静観するという立場で、どちらにも手を挙げていないんですが。あくまでも一本化ということで、最後まで諦めずにやりたい。それが私たちの願いですね」
今回、自民党岐阜県連は世論調査や面接を行った上で、11月中に候補の一本化を目指しています。
岐阜県知事選挙は、2025年2月5日までに投開票が行われる予定で、共産党県委員会も新人候補の擁立を検討しています。
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