大石知事は自身の政治とカネを巡る疑惑について説明するため、2日夕方、記者会見を開きました。

疑惑については「意図的ではなかった」と改めて強調し、「認識不足だった」「反省している」と述べました。

大石知事は2022年の県知事選挙の際、9つの医療法人から自民党の県議の後援会を経由して自身の後援会に286万円が渡ったと指摘されている件について、改めて「迂回献金ではない」と釈明しました。

大石賢吾知事
「この資金の流れについては把握できていなかった」「脱法的な手段、政党支部から県議の後援会を迂回させて医療法人から寄付を受け取ろうとしたというのは全くご指摘には当たらない」

286万円について後援会の政治資金収支報告書には「貸借」と記載していました。

しかし複数の弁護士に確認したところ、実態に即していないと指摘されたため「寄付と返金」に修正したと理由を述べました。

さらに9月30日の県議会の集中審査に参考人として招かれた知事の後援会の元監査人については、信頼する事務職員から「総務省から委託を受けて都道府県の会計監査をしている人」と紹介されたと説明しました。

大石賢吾知事
「元監査人の方がどのような人物なのか、現時点において分からないというのが偽らざるを得ない事実」

元監査人が「知事は迂回献金などを意図的に行っていた」と話したことについて、困惑していると言及。

元監査人を刑事告訴するかどうかについては明言を避けました。

県議会では今月28日から3日間、再度「集中審査」を行い、最大18人の参考人を招いて政治とカネの問題について質すことにしています。

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