衆院大阪3区での立候補が取り沙汰されていた自民党の柳本顕衆院議員(50)=比例代表=は2日、毎日新聞の取材に3区での立候補はしない意向を明らかにした。党公認で比例代表近畿ブロックでの立候補も検討している。
3区は自民党と公明党の選挙協力が続いており、公明党現職の佐藤茂樹氏(65)への自民党の推薦も内定している。3区内の西成区選出の自民党市議も務めた柳本氏は2021年衆院選で、3区から無所属で立候補をする意向をいったん固めた後、党内調整で比例単独に回った経緯がある。
次期衆院選への対応が注目されていた柳本氏は9月、佐藤氏と「大阪都構想」の3度目の住民投票が実施されないように大都市地域特別区設置法(大都市法)などを改正する政策合意書を締結。2日、柳本氏は取材に対し「無所属でも小選挙区から出ることはない」と述べた。
3区は他に立憲民主党元職の萩原仁氏(57)、日本維新の会新人の東徹氏(58)、共産党新人の渡部結氏(43)、参政党新人の中条栄太郎氏(55)が立候補を予定している。【長沼辰哉】
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