政府は3日の臨時閣議で、石破内閣の副大臣、政務官人事を決定した。自民党では前任者の入閣に伴い、副財務相に斎藤洋明衆院議員、副文部科学相に武部新衆院議員を新たに起用したが、27日投開票の衆院選を控えているため、自民の副大臣・政務官の大半は再任された。
女性はわずか2人で、政務三役全体でも女性は阿部俊子文科相、三原じゅん子こども政策担当相を含めて4人にとどまる。
斎藤氏の前任は、経済再生担当相に就任した赤沢亮正氏。武部氏の前任は、文科相に就任した阿部氏。
公明党の副大臣・政務官は6人全員が交代した。副復興相に輿水恵一衆院議員、副財務相に横山信一参院議員、副厚生労働相に鰐淵洋子衆院議員を起用。文科政務官に金城泰邦衆院議員、農林水産政務官に庄子賢一衆院議員、経済産業政務官に竹内真二参院議員を充てた。
林芳正官房長官は3日の記者会見で、女性の副大臣、政務官が2人だったことについて「人事は所管分野の状況や本人の手腕・経験などを踏まえて行われた」などと述べるにとどめた。【鈴木悟】
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